わだつみのこえ記念館&東大-公民館成人学級社会見学
とても晴れ渡った雲ひとつない日、東京本郷へ。
市のマイクロバスで総勢22名、歴史や東大の総合博物館、健康と医学の博物館、
お昼には「わだつみのこえ記念館への期待」というランチョンセミナーに参加し
もっと時間が欲しいような駆け足の1日社会勉強でした。
兄が大学時代を過ごした場所に初めて訪れ、前日に「銀杏が色づいているかも・・・」
とのことでしたがまだ緑でした。1枚黄色い葉っぱを拾いましたが。
赤門越しに。
案内してくださる方たちを待ってうろうろ。
中は
緑の多い大学でした。
保育園児も構内をお散歩をしてたりのどかです。
三四郎池、静かに瞑想しておられる方が・・・・・。
ここで記念撮影をしたかったらしいですが先を急ぐとかで眺めるだけ。
安田講堂横から。
正面から。
「さんま定食」をいただきました。
野菜いっぱいの豚汁と茄子の天ぷらの煮浸し付き。
食べながら、ウン十年前の兄は食事がちゃんとできていたんだろうかと
今さらですが、そんな思いにふけりました。
奨学金だけでやるということは息子のことを考えてもなかなか厳しいものがあります。
当時は何も知らないで考えることさえしませんでした。
十数年前の息子でさえ、あとで知ったことですが
1週間、小麦粉1袋とキャベツ1個で過ごしたことがあったとか。
昔はさらに大変だったと思います。
それにこの安田講堂の事件で卒業式がなくなってしまったようです。
その事件だけは母とふたりで心配していました。
たぶん兄のいたころと変わっていない場所もたくさんありそうで
けっこう、階段やら坂道やらアップダウンの多い構内をえんやらえんやら。
そんな若者たちが通う場所の近くにこの施設があるのが印象深かったです。
第二次世界大戦末期に兵隊が足りなくなって
多くの大学生が学徒出陣したのでした。
その方たちの直筆の手紙やはがき、手帳、絵などが展示されてる
「わだつみのこえ記念館」
小さなスペースですが彼らの生の声は衝撃でした。
通りを今行きかう若者が再びこのような手紙を書くことがないようにと願います。
命をひたすら思うこの記念館には朝鮮の方々のものもありました。
ちょうど日本に留学していた彼らも同じように戦争へ借り出され亡くなったのです。
そのスペースをじっくり見、読みました。
人間味あふれるゆかいな若者たちだったようです。
行く機会があればまた行きたいと思いました。
健康と医学の博物館は「5分でお願いしまーす!」
5分!
ウイルスの特別展をしていて興味が出始めた時には出なければならない!
ラグビーボールのようなインフルエンザウイルスが展示されていたような。
成人学級でのお勉強はまだまだ続きます・・・・・。
by bikegogoy | 2016-10-27 21:25